高配当銘柄と株主優待をこよなく愛する自称『ハイブリット投資家』のペリカン(@Pelican_Blog )でございます。
本日も、ブログをご覧いただきありがとうございます┏○))ペコ
今回は、モバイルゲーム事業を主力とするアカツキ(3932)を取り上げます。
一般的にゲーム関連株は、ヒット作の有無で業績が大きく変動しやすく、安定性を重視する長期投資においては判断が難しいセクターです。 しかし、アカツキには他社とは少し異なる特徴があります。それは、業界内でも際立って強固な財務基盤を持っているという点です。
そんな同社が今回、株主還元方針の変更を発表しました。 これまでの成長投資に加え、配当による還元を明確に強化し、安定性を高める内容となっています。
事業環境の変化が激しいこの業界で、あえて還元強化に踏み切った背景には何があるのか。 そして、この変化は私たち個人投資家にとって長期保有のきっかけとなり得るのか。現状の数字や方針を整理しながら、冷静に分析していきたいと思います。
アカツキの公式HPはこちら
3932 アカツキの配当金、株主還元

| 日付 | 年間配当 (調整後) |
年間配当(調整前) | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 第4四半期 | 合計 | ||
| 2025年3月期 | 95.00 | — | 40.00 | — | 55.00 | 95.00 |
| 2024年3月期 | 80.00 | — | 40.00 | — | 40.00 | 80.00 |
| 2023年3月期 | 80.00 | — | 40.00 | — | 40.00 | 80.00 |
| 2022年3月期 | 80.00 | — | 40.00 | — | 40.00 | 80.00 |
| 2021年3月期 | 70.00 | — | 30.00 | — | 40.00 | 70.00 |
| 2020年3月期 | 30.00 | — | 0.00 | — | 30.00 | 30.00 |
| 2019年3月期 | 50.00 | — | 40.00 | — | 10.00 | 50.00 |
| 2018年3月期 | 10.00 | — | 0.00 | — | 10.00 | 10.00 |
| 2017年3月期 | 0.00 | — | 0.00 | — | 0.00 | 0.00 |
| 2016年3月期 | 0.00 | — | 0.00 | — | 0.00 | 0.00 |
| 2025/03 | 83.2 % |
|---|
アカツキの配当方針
-
還元基準の引き上げ 成長投資と株主還元のバランスを重視し、配当総額の基準となるDOE(連結株主資本配当率)を従来の年率3%から4%へ引き上げました。
-
累進配当の継続 中長期的な利益成長に合わせて、段階的に配当を増やしていく累進配当方針を継続します。
-
配当支払いの仕組み(特徴的) 決定した年間配当総額の50%を当期の「期末配当」とし、残りの50%を翌期の「中間配当」とする仕組みを採用しています。
-
2025年3月期の実績 これらの方針に基づき、2025年3月期の年間配当総額を1株当たり110円(期末配当55円)と決定しました。
3932 アカツキの株主優待
株主優待制度はありません。
3932 アカツキの株価データ
直近のデータを見てみましょう!

| 売上高(予想) | 260億円 |
|---|---|
| 総資産 | 594億円 |
| 時価総額 | 390億円 |
※2026年1月14日時点でのデータとなります
売上(予想)が260億円、総資産が594億円越えの企業の価値は390億円とまだまだ割安水準と言ってもいい水準です。
1株:2,502 (26/02/6) 100株=25万200円
| 配当利回り | 4.39% |
|---|---|
| 1株あたりの年間配当金 | 110円(予想) |
| 株主優待利回り | ー |
| 総合利回り | 4.39% |
自己資本比率:71.9%
PER:7.22倍
PBR:0.85倍
⇒最新の株価はこちら
3932 アカツキの社長
投資している会社の社長の考察はどんな財務諸表よりも大事な側面もあります。大切なお金を投資する訳なのでどんな人が経営していてどれ位の熱量があるのか?自社株を持っているのか、在任中の業績は?と気になりますよね。特にインフレ下なら『株は売ることを考えずに買うだけ』と考えているので社長の考察は外せない一つです。
こちらがアカツキの社長
画像は同社公式HPからお借りしました。

香田 哲郎(こうだ てつろう)氏、役職は代表取締役社長

自社株を約2,575万株保有。
時価で約65億円、配当は年間約3億円。
数字を見るだけで、正直うらやましい。
3932 アカツキの本社
投資する企業の本社って気になりますよね(私はめちゃくちゃ気になります)豪華過ぎてもドン引ですが掘っ立て小屋でも引きますからね(笑)
ということでストリートビューでチェックしてみたいと思います
アカツキの本社住所はこちら
東京都品川区上大崎2-13-30 oak meguro 8階

さらに本社をストリートビューでも覗いてみたいと思います!チラッ!!

これは伸びそうな企業の見た目。こんな素敵なオフィスビルで働ける社員さんがうらやましいです。きっと社員さんの満足度も高いのではないでしょうか。
まとめ
株価 2,502円(2026/02/06時点)を基準に、最新データを再評価しました。
表面的な割安さは際立っていますが、その背景にある「特殊要因」や「業界リスク」も踏まえた慎重な判断が必要です。
1. 投資指標の現状確認
数値面では非常に割安に見えますが、額面通りに受け取って良いか検証が必要です。
| 項目 | 指標・数値 | 分析コメント |
|---|---|---|
| 予想PER | 7.2倍 | 要警戒。一般的に7倍台は超割安ですが、利益が一時的に急増している場合(特需や資産売却など)、翌期に剥落するリスクがあります。継続性には疑問符がつきます。 |
| 実績PBR | 0.85倍 | 解散価値割れの水準。保有資産に対して株価は安く評価されていますが、市場から「資産を有効活用できていない」と見なされている裏返しでもあります。 |
| 配当利回り | 4.4% | 年間110円で計算。水準としては十分高配当です。 |
| 自己資本比率 | 71.9% | 財務は健全です。倒産リスクは極めて限定的と言えます。 |
2. 冷静な詳細分析:光と影
① 利益急増の背景にある「不確実性」
来期(26年3月期)の予想EPSが346.7円と、前期比で約3倍に跳ね上がっています。
これはゲームのヒットや投資事業の売却益などが寄与している可能性がありますが、「来年も同じ利益が出せるか?」は全くの別問題です。
もしこれが一過性の利益であれば、現在のPER7.2倍は参考にならず、実質的な実力値はもっと割高である可能性があります。ゲーム事業特有のボラティリティ(変動の激しさ)は常に意識すべきリスクです。
② 「現金富豪」の功罪
時価総額390億円に対し、現金等310億円を保有するキャッシュリッチ企業です。
「倒産しにくい」という安全性は抜群ですが、一方で投資家視点では「現金を溜め込んでいて、成長投資や株主還元に十分回せていなかった」という資本効率の悪さ(ROEの低さ)も意味します。今回のDOE採用で改善の兆しは見えますが、まだ途上です。
③ 配当の持続性について
DOE(株主資本配当率)4%の採用は、単年度の業績が悪化しても配当が維持されやすい仕組みであり、評価できるポイントです。
しかし、万が一赤字が続いて純資産(株主資本)自体が目減りしていけば、計算上、配当額も徐々に減ることになります。「累進配当」を掲げていますが、あくまで「企業の成長(純資産の増加)に合わせて」という前提がある点は忘れてはいけません。
3. ペリカン流・最終ジャッジ(修正版)
【評価:A(監視継続・分散投資の一角として)】
「全力買い」を推奨する場面ではありません。
ゲームセクター特有の不透明感があるため、主力として資産の大半を預けるにはリスクが高いです。
一方で、「PBR1倍割れ」かつ「現金の裏付けがある」という事実は、株価の下値余地が限定的であることを示唆しています。ポートフォリオの守りを固める「高配当バリュー株」の一つとして、資金の一部を分散投資するのであれば、面白い候補になります。
「業績がブレても、DOE4%があるから配当はある程度守られるだろう」という、割り切ったスタンスで向き合うのが賢明でしょう。
※ご自身の投資判断について
本記事は特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。株式投資には価格変動リスクや元本割れのリスクがあります。投資に関する最終的な決定は、必ずご自身の判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。
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